ヨーロッパの夏空の下2 「ラス・ファレラス水道橋」
今回の旅の直前についにスマホデビュー。10年以上前から、海外旅行も機内持ち込み荷物だけで出かけるようになったが、たとえ預け入れ荷物が無くてもボーディング・パスの受取りのためチェックイン・カウンターに並ばなくてはいけない。モバイル・チケットで搭乗できればその煩わしさから解放される。それが海外旅行直前にスマホに切り替えた主な理由。使ってみてその便利さは想像以上だった。何をいまさらと言われるかもしれないが、今感じている点をいくつか挙げてみる。
1「Gマップ」
目的地を入力すれば、瞬時に交通手段、時刻がわかる。ネットがつながっていなくても現在位置がわかる。
→これまでは、歩いて街歩きすることが多かったが、気軽に交通手段を利用して出かけるようになった。
2 予約サイト
→スマホで簡単に予約し、チケットの印刷もいらないので気軽に利用できるようになった。
3 翻訳
→自分の言いたいこともすぐに音声翻訳できるし、美術館の解説文が意味不明な場合もスキャンして翻訳してくれる。入力作業の煩わしさがないので活用価値大。
4 タクシー予約 「Uber」、「mytaxi」
→自分がいる場所でタクシーを呼べるし、何分待つのか、迎えのタクシーが今どこを走っているの
かがわかるので安心。また、乗車情報が記録されるのでぼられる危険が少ない。もし問題があって
も記録が残っているので後で容易にクレームが言える。
ビーチにいる間、海が荒れている日があったので前から行きたかった「ラス・ファレラス水道橋」に出かけた。バスを一度乗り換えるだけで行けることが「Gマップ」検索で分かったから。ただ、まだ機能を使いこなせていなくて、バスを乗り越してしまいタクシーを利用するはめになったが。古代ローマ時代に作られた高架水道橋で有名なのは南フランスの「ポンデュ・ガール」とスペインの「セゴビア水道橋」だろうが、「タラゴナの考古遺産群」として世界遺産に登録されて「ラス・ファレラス水道橋」(タラゴナの北15キロにあるフランコリ川からタラゴナまで水を供給するためにローマ時代に造られた水道橋)も十分に古代ローマの土木技術の高さを実感できる。全長217m、高さ27m、幅2m。紀元前1世紀のアウグストゥス帝時代に建造されたとされ、別名「悪魔の橋」。当時の橋を作る技術では考えられないほど短い期間で建設されたため、「これは悪魔の仕業に違いない」といわれたのだ。何よりここの特徴は、橋の上の幅1mの水路の部分を歩いて渡ることができること。自分のような高所恐怖症の人間は抵抗があったが、ひたすら下を向いて(つまり景色は見ないで)渡った。その姿を笑い、あとで物まねまでする「悪魔のような女」もいたが。
(「ラス・ファレラス水道橋」)頭だけ写っているのが「悪魔のような女」
(「ラス・ファレラス水道橋」)
(「ラス・ファレラス水道橋」)
(「ラス・ファレラス水道橋」の建設想像図)
0コメント