ヨーロッパの夏空の下1 ヴァカンス

 7月14日に日本を発ち、翌日バルセロナへ。2年ぶりにタラゴーナ近くの海へ。これまでいろいろなイタリア、スペインの海で楽しんできたが、これからは毎年ずっとここがいいと思わせてくれるビーチホテル。かつて子どもの療養所だった場所を改装したためゆったりした空間。5日間の滞在ですっかり気分をリフレッシュさせてくれる。窓を開ければ聞こえるのは浜辺に打ち寄せる波音だけ。ホテルと海の間にある遊歩道を少し歩けば、ヴァカンスを楽しむ人々でにぎわう小さな街もある。ビーチもゆったりしていて、パラソルが乱立していると言ったこともない。ここでやることといったら、波音、雀のさえずりを聞きながらオープンテラスでのゆったりした朝食、片道3キロほどの波打ち際の散歩、ビーチでの読書(といってもほとんどボーっと海を眺めている)。海でひと泳ぎしたらホテルのスパで1時間ほど泳いだり、サウナに入ったり、酸素ルームですごしたり。朝食をたっぷり食べているので昼食はとらない。ジュースとクッキーを食べるぐらい。夕方まで部屋で昼寝、読書。夕食はビュッフェスタイル。好きな料理を好きなだけ、その時の体調、腹具合に合わせて。食後は海岸沿いの遊歩道の散歩。そして11時頃には就寝。ここは長期滞在者は少ない。以前過ごしたイタリアの海(ヴェネツィア・リド島、イスキア島、サルデーニャ島、サンタ・マルゲリータ、ガルガーノ岬、ジュリアノーヴァ、カットーリカ、フィアスケリーノ、マイオーリなど)のように、1週間滞在すると何人かのイタリア人と知り合いになる楽しさはない。そういう意味で刺激は少ない。しかし、今はそういった刺激よりも、静かで自由な時間がなにより貴重に感じられる。買い物をしたり、食事を作ったり、講演の準備に追われることがない生活(と言っても、帰国したら8月にも2回講演会が待っているが)。日常からの解放。たとえ5日間であっても、神経をフリーにさせられることがうれしい。

(夜の街)

(夕方のビーチ)

(日中のビーチ)

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