講座・講演会「毎日文化センター」1月~3月

 今月から「毎日文化センター 東京」で『名画でたどるナポレオンの生涯 ー今求められるリーダー像ー 』を3回連続で実施します。

(会場)千代田区一ツ橋1‐1‐1 パレスサイドビル(毎日新聞社ビル) 1階   03-3213-4768

(日時) 

  ①1月27日(土) 13:30~15:00(90分)  誕生~ブリュメール18日のクーデタ

   (扱う作品)ダヴィッド「ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト」など   

  ②2月24日(土) 13:30~15:00(90分)  皇帝ナポレオン誕生~大陸封鎖令

   (扱う作品)ダヴィッド「ナポレオンの戴冠式」など

  ③3月24日(土) 13:30~15:00(90分)  半島戦争、モスクワ遠征~セントヘレナ島での死

   (扱う作品)ゴヤ「マドリード、1808年5月3日」など

(内容) 

 コルシカ島の貧乏貴族出身で、フランスからの独立闘争を出発点にしたナポレオンが、いかにしてフランス革命による国民の分裂状況を収拾し、フランス皇帝の位までのぼりつめたのか。また、革命の申し子ナポレオンがなぜメッテルニヒの策略にはまりオーストリア皇帝の娘マリー・ルイーズと再婚したのか。アレクサンドル2世などになぜ過大な期待を抱いてモスクワ遠征を強行したのか。どう考えても無謀としか思えない大陸封鎖に固執したのはなぜか。ボディーブローのようにナポレオンを苦しめた泥沼の半島戦争から手を引けなかったのはなぜか。  並外れた人心掌握術とすぐれた状況認識力で権力の頂点にのぼりつめたナポレオンが、なぜ人望を失い、無謀な戦争に深入りしていったのかを考えることで、権力獲得に必要な資質とともに、権力を獲得した人間が陥りがちな危険性とその回避の方法、権力維持に必要とされる資質について考察します。

(グロ 「アルコレ橋上のボナパルト」)  若き日のナポレオン 

(ダヴィッド「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」)

(ダヴィッド 「ナポレオンの戴冠式)」

(アングル「玉座のナポレオン1世」)

(ダヴィッド「書斎のナポレオン」)

(ゴヤ 「1808年5月3日」) ナポレオン軍によるスペイン民衆の銃殺

(アドルフ・ノーザン「ナポレオンのモスクワからの撤退」) 

(風刺画『人類をむさぼり喰らう鬼』)

 敗戦や苦戦を戦勝と言いくるめつつ、若者の命を食らって生き延びようとするナポレオン

0コメント

  • 1000 / 1000